インビザラインの痛みについて
2022年6月18日
こんにちは、歯科医師の嶋﨑太刀です。
本日は矯正治療中の痛みについてお話をしようと思います。
当院で行っているマウスピース矯正のインビザラインは痛みがワイヤー矯正と比べると少ないと言われています。
ワイヤー矯正は1か月に1回の調整で歯を動かすための動きを全てワイヤーに組み込みます。そのため組み込んだ力が歯にかかるため痛みが出やすいのです。
それに対して、マウスピース矯正は1週間に1枚マウスピースを交換して歯に力をかけることで、ワイヤー矯正と比べると1枚当たりの力を1/4にすることが出来るのです。
そのため、マウスピース矯正はワイヤー矯正と比べて痛みを少なく治療を進めることができます。
ただし、マウスピース矯正も痛みが無いわけではありません。
どんなときに痛みを感じるかというと、
①新しいマウスピースを装着したとき
②マウスピースの着用時間が短く、久しぶりにマウスピースを装着するとき
などがあります。
矯正治療に痛みはつきものですが、なるべく痛みを感じないようにする方法としては装着時間などマウスピース矯正におけるルールをきちんと守ることです。
着用時間などが守られないと、歯が予想通りに動かなくなり痛みも出やすくなってしまうため注意しましょう。
矯正治療について気になることがありましたらいつでもご気軽にご相談ください。
舌苔|足利市で口臭予防
2022年6月3日
こんにちは、歯科医師の高橋です
みなさんは舌を磨いていますか?
歯の清掃をする方は多いと思いますが、舌のケアも一緒にしていますか?
舌を見たときに白くなっていたり、黄色くなっていたらそれが「舌苔」と呼ばれるものです。舌苔は細菌や微生物の塊でこれが口腔内で悪さをしています。
どんな悪さをしているかは以下の通りになります。
・口臭の原因になる。
口臭の原因のほとんどが口腔内に原因があると言われています。さらにその中でも舌の汚れは口臭の原因になりやすいと言われています。舌苔からは口臭の原因のガスの一つの揮発性硫黄化合物が産生されこれが口臭の原因になっています。
・味覚の障害
舌の表面には味を感じる味蕾と呼ばれる器官があります。舌苔がたまるとこの器官が機能しづらくなるため味覚障害を引き起こす可能性があります。
・誤嚥性肺炎
何かを飲み込んだときや唾液などが食道の方に行かずに気管や肺のほうに行ってしまうことがありますがこれを誤嚥と言います。免疫力の落ちている高齢者の方が誤嚥をしたときに口腔内に汚れが多いと、この汚れが原因で肺炎を引き起こすことがあります。これを誤嚥性肺炎といいます。この予防のためにも舌苔の除去はとても重要になります。
こんな悪さを行う舌苔ですがどうやってケアするのでしょうか?
ケア方法はとても簡単です。
今ではスーパーや薬局でも舌ブラシと呼ばれる舌用のケア用品が販売されています。
舌ブラシを歯ブラシの時に一緒い行うことで舌苔は簡単に除去できますのでみなさんもお試しください。