奥の歯茎が痛い!!
2022年5月13日
こんにちは、歯科医師の高橋です。
本日は5~7歳で起きることの起きる痛みについてお話しします。
当院には5~7歳のお子様が奥の歯茎が痛くて来院される方が月に数名いらっしゃいます。
お口の中を見ても虫歯もないし歯茎の腫れもない・・。何が起きているのでしょうか?
みなさん6歳臼歯という言葉をご存知でしょうか?6歳ごろに一番奥の乳歯(子供の歯)の奥に生えてくる永久歯(大人の歯)のことを指します。
通常永久歯は乳歯が抜けてその下から生えて来ますがこの歯は生え替わりは起きずに奥の歯茎を押し除けて生えてきます。そのときに歯茎が押されて出る痛みがこの痛みの原因です。
特に異常はないため基本的には治療は必要ありませんし、気付いたら痛みがなくなっていることがほとんどなので心配ありません。また生えはじめの時期も同じような痛みが出ることがありますが、これも心配しないで大丈夫です。
痛むのが怖くてずっと歯磨きをしないと虫歯になる心配もあるので痛みが強くなければしっかり歯磨きも行ってください!
生えかけの時期は汚れがたまりやすく、虫歯もなりやすい状況なので歯磨きに加えてフッ素の使用もかかさず行いましょう。
できれば歯医者さんで濃度の高いフッ素を塗ってもらえると歯がさらに丈夫になって虫歯になりにくくなります!
この奥歯は永久歯の中で一番大きな力を支えられる歯になります。将来おじいちゃん、おばあちゃんになっても自身の歯でなんでも食べられるように6歳臼歯を子供のうちから大事にしてあげてください!!