口腔機能低下症|足利市の歯科医院
2024年5月22日
こんにちは。歯科医師の高橋です。
みなさん口腔機能低下症ってご存知ですか?
口腔機能低下症は食べる、話すなどお口の機能が衰えてしまっている状態のことです。
少し食べるのが遅くなってきた。
固いものが食べられなくなってきた。
パサパサしたものが食べづらくなった。
滑舌が少し悪くなってきた。
など些細な症状から口腔機能低下症は始まってきます。
この症状を放置しておくと、食事できるものはどんどん少なくなっていき、お話するのも億劫になってきます。
食事の偏りは全身の健康状態に悪影響を及ぼし、病気になりやすい弱い体に陥らせます。
お話をしなくなると精神状態に悪影響を及ぼし、引きこもりがちになり、いろいろなことにやる気が出なくなってきます。
この負のスパイラルの始まりが口腔機能低下症になります。
口腔機能低下症は正しい時期に正しい介入をすることで状態の回復や悪化しないようにできる疾患になりますが、この症状に気づくのが難しいのも特徴になります。
そのため、かかりつけ歯科医をもち専門職の目から定期的なチェックを受けることが早期発見・早期介入につながり、全身の健康にもつながります。
いつまでもなんでも美味しく食べ、笑ってお話ができるよう、かかりつけ歯科医を早くから見つけ、定期受診する習慣をつけていきましょう!!