足利市で歯科と骨粗鬆症の関係を知る|薬との正しい付き合い方
2025年11月27日
骨粗鬆症は「転びやすい年齢の病気」ではなく、静かに進み、ある日ふと噛みにくさや入れ歯の不安定さとして現れることがあります。
あごの骨が痩せると、同じ磨き残しでも歯周病の炎症が強く出やすく、歯を支える力が弱まります。
さらに、ビスホスホネート(BP)系やデノスマブなど一部の骨粗鬆症薬は、抜歯など外科処置後の顎骨壊死リスクが知られており、歯科との連携が欠かせません。
足利市の足利おとなこども歯科矯正歯科では、まず服薬歴の確認から行います。
処方科、投与間隔、最終投与日を把握し、主治医へ照会したうえで処置の緊急度を評価します。
できる限り炎症を減らしてから外科処置に臨み、必要な場合は抗菌薬、痛みのコントロール、創の閉鎖性を高める縫合計画で治癒を後押し。顎骨壊死が疑われる所見には画像検査と専門医連携で迅速に対応します。
日常ケアは「やさしく・回数多く」、柔らかめブラシで歯ぐきの縁を小刻みに、フロス・歯間ブラシはサイズを合わせて毎日が理想です。
入れ歯は毎日外して清掃・乾燥、粘膜の休息も大切です。
カルシウム・ビタミンD・たんぱく質を意識し、日光浴と軽い運動で骨づくりをしましょう。
住環境の転倒予防(段差・手すり・照明)も、口の健康寿命を延ばす重要な投資です。
足利市で歯科と妊娠の関係を考える|ママと赤ちゃんの健康のために
2025年11月25日
妊娠が分かった瞬間から、身体は静かに大きな変化を始めます。
実はお口の中も例外ではありません。
ホルモンバランスの影響で歯ぐきが腫れやすく、出血しやすい「妊娠性歯肉炎」が起こりやすくなります。
つわりで食事回数が増えたり、酸っぱい物を好むようになったり、歯磨き自体がつらくなることも。
こうした小さな日々の変化が積み重なって、むし歯や歯周病のリスクはぐっと高まります。
「妊娠中は歯医者に行かない方が良いのでは?」
というご相談もいただきますが、実は逆です。
安定期に入ったら、適切な時期に、適切な配慮のもとでケアを行うことが、ママと赤ちゃん双方の健康にとってとても大切です。
足利市のおとなこども歯科・矯正歯科では、妊婦さん専用の配慮を徹底しています。
歯石除去やクリーニング、フッ素塗布は安定期(妊娠5~8か月)に安全に実施可能です。
レントゲン撮影が必要な場合は、防護エプロンや撮影範囲の最小化で被ばくを抑え、局所麻酔も安全性の高い薬剤と量を厳密に調整します。
母体の疾患や服薬がある場合は、産科・内科の主治医と連携し、安心して進められる体制を整えています。
自宅でのケアは“完璧”を目指さなくて大丈夫です。
吐き気がつらい朝は無理にブラッシングを頑張りすぎず、うがいでリセット。歯ブラシは小さめ・ヘッド薄めを選び、ミント刺激が苦手なら低刺激のペーストに変更しましょう。
間食が増えるときは、キシリトールガムや水分摂取で口の中を中和するのも有効です。
妊婦さんに多い「口の乾き」には、保湿ジェルや就寝前のうがいが役立ちます。
歯周病の炎症は、早産や低体重児出産に関係する可能性が指摘されています。
だからこそ、妊娠中の口腔ケアは“自分だけの問題ではない”のです。
お腹の中の赤ちゃんにとっても、ママのきれいなお口は大切なプレゼント。
出産後は育児でますます忙しくなりますから、今のうちに「痛みの芽」「トラブルの芽」を一緒に摘み取りましょう。
気になる症状がなくても、まずは軽めのチェックから歓迎します。
どうか気負わず、あなたのペースで。私たちがやさしく伴走します。
足利市で歯科と更年期の関係を知る|ホルモン変化とお口の健康
2025年11月22日
更年期に入ると、女性ホルモン(エストロゲン)の低下により、唾液の量が減って口の中が乾きやすくなります。
潤いが減ると自浄作用が落ち、むし歯や歯周病、口臭のリスクが上がります。
歯ぐきの腫れや知覚過敏、口角炎が出やすくなる方も少なくありません。
「年齢のせい」と片付けず、変化に合わせたオーラルケアへ切り替えることが大切です。
足利市の足利おとなこども歯科・矯正歯科では、保湿ジェルやマウスウォッシュの選び方、唾液腺マッサージの方法、やさしいブラッシングのコツまで、生活に根づくケアを丁寧にお伝えします。
定期クリーニングで炎症を抑え、必要に応じて知覚過敏や噛み合わせの調整も実施。骨密度の変化があごの骨に及ぶことも踏まえ、歯を支える基盤を守る視点で長期的に伴走します。
「口が乾いて話しづらい」「食後にしみる」「歯ぐきから血が出る」
どれもSOSの合図です。小さな不快感のうちに対処すれば、笑顔も会話も食事も、もっと楽になります。
あなたの毎日に、やさしい潤いを取り戻しましょう。
👉 歯のメンテナンスについて
足利市で歯科と心臓病の関係を知る|感染予防が命を守る
2025年11月18日
心臓病と歯科治療が関係する理由の一つが、口の細菌が血液に入り込んで起こる「感染性心内膜炎」です。
人工弁や先天性心疾患などの既往がある方は特に注意が必要で、抜歯や深い歯周ポケットの治療など、出血を伴う処置がきっかけになることがあります。
怖いからと受診を避けると、口腔内の感染源が残り、かえって全身のリスクが高まることもあります。
足利市の足利おとなこども歯科・矯正歯科では、持病・服薬・既往歴の確認を丁寧に行います。
必要に応じて主治医へ照会。抗菌薬の予防投与や処置順序の最適化で、安全性を最優先に治療を組み立てます。
出血や痛みのコントロール、術後の感染予防指導まで一貫してサポートします。
日々の歯周管理は心血管リスクを下げる第一歩。歯ぐきからの出血・腫れ・口臭・噛むと痛い・・そんなサインは、体からのSOSです。
「心臓が悪いから歯科へ行けない」ではなく、「心臓を守るために歯科へ行く」。
私たちは、その決断に寄り添い、安心と納得の医療を提供します。
足利市で歯科と糖尿病の関係を知る|お口の健康が血糖コントロールに影響
2025年11月14日
糖尿病と歯周病には深い相互関係があることが、さまざまな研究で示されています。
血糖値が高い状態は免疫力を低下させ、歯ぐきで細菌が増えやすく、炎症が長引きます。
逆に歯周病を放置すると歯ぐきから出る炎症性物質が血流に乗り、インスリンの働きを邪魔し、血糖コントロールを悪化させることがあります。
つまり糖尿病と歯周病は互いに悪循環を作る関係です。
足利市の足利おとなこども歯科・矯正歯科では、糖尿病をお持ちの方にも安心して通院いただけるよう、医科との連携を重視しています。
初診時には血糖の状況や服薬内容を伺い、必要に応じて主治医に情報共有。処置は短時間・低侵襲から始め、出血や痛みのコントロールに細心の注意を払います。
定期的な歯石除去とブラッシング指導で、歯ぐきの炎症を抑え、口腔内の細菌バランスを整えることが血糖値の安定にも寄与します。
ご自宅でのケアは「回数重視」がポイントです。
朝晩の丁寧なブラッシングにくわえ、食後は短時間でもうがいやフロスを使いましょう。
ドライマウスがある方は保湿ジェルや唾液腺マッサージを取り入れましょう。
間食は糖分の少ないものを選び、水分で口をすすぐだけでも効果的です。
歯周病のサイン(歯ぐきの出血・腫れ・口臭・噛むと痛い)があれば、早めに受診をしましょう・
「歯科と糖尿病は別問題」と考えていた方ほど、口腔ケアの改善による体調の変化を実感されます。
私たちは、無理なく継続できるケア計画を一緒に作ります。
お口を整えることは、食事を楽しみ、運動を続け、良い睡眠を取るための土台づくりです。
ご来院をお待ちしております
👉 歯のメンテナンスについて
口腔機能低下症|足利市の歯科医院
2024年5月22日
こんにちは。歯科医師の高橋です。
みなさん口腔機能低下症ってご存知ですか?
口腔機能低下症は食べる、話すなどお口の機能が衰えてしまっている状態のことです。
少し食べるのが遅くなってきた。
固いものが食べられなくなってきた。
パサパサしたものが食べづらくなった。
滑舌が少し悪くなってきた。
など些細な症状から口腔機能低下症は始まってきます。
この症状を放置しておくと、食事できるものはどんどん少なくなっていき、お話するのも億劫になってきます。
食事の偏りは全身の健康状態に悪影響を及ぼし、病気になりやすい弱い体に陥らせます。
お話をしなくなると精神状態に悪影響を及ぼし、引きこもりがちになり、いろいろなことにやる気が出なくなってきます。
この負のスパイラルの始まりが口腔機能低下症になります。
口腔機能低下症は正しい時期に正しい介入をすることで状態の回復や悪化しないようにできる疾患になりますが、この症状に気づくのが難しいのも特徴になります。
そのため、かかりつけ歯科医をもち専門職の目から定期的なチェックを受けることが早期発見・早期介入につながり、全身の健康にもつながります。
いつまでもなんでも美味しく食べ、笑ってお話ができるよう、かかりつけ歯科医を早くから見つけ、定期受診する習慣をつけていきましょう!!
歯茎の出血|足利市の歯科医院
2024年4月24日
こんにちは
歯科医師の熊澤です。
みなさん、歯を磨いた際に歯茎から出血したことはありますか?
私もたまに出血してしまっていますが、これはどういう状況でしょうか?
簡単に言うと歯茎に炎症が起きている状況です。
炎症により歯茎の腫れや出血が見られますが、これを歯肉炎と言います。
原因は歯と歯茎の境目の汚れ(プラーク)です。(全身的な疾患が理由の場合もあります)
歯肉炎を放置する、汚れを放置すると歯茎の腫れにとどまらず、歯を支える骨(歯槽骨)が吸収されていき、歯周炎という状態になります。
歯周炎は進行すると歯を支える骨が少なくなっていき、元に戻ることはありません。
そのため、歯周炎にならないように注意する必要があります。
みなさんは歯科医院に定期的に通院していますか?
痛みはないから大丈夫、特に気になるところはないから通わなくても良い、学生の頃の私も昔はそう思っていました。
口の中の状況は自分でも分からないものです。
何もないと思っている時こそ定期的な通院が大切になります。
おいしく食事をとるためにも歯を維持することはとても重要です。
一度歯科医院で診てもらってはいかがですか??
歯周病と食習慣|足利市で予防歯科
2024年2月19日
こんにちは。歯科医師の杉山です。
皆さんは歯周病が生活習慣病と言われているのはご存知ですか?
もちろん歯周病はお口の中の細菌が引き起こす感染症の一種であることは有名ですが、他にも全身の健康状態や、生活習慣にも関わってくる多因子疾患であるということが近年言われるようになってきました。
歯周病を生活習慣病であると考えた時にその予防として大事になってくるのが、”食習慣”です。
皆さんは歯周病予防のため、普段の食事を考えたことがありますか?
おそらく多くの方は「ない」と答えると思います。
「じゃあ実際にどんなものを食べたらいいの?」
今回はこの質問にお答えしようと思います。
これまでに歯周病と食に関する研究は数多く行われていて、様々な論文が出されています。
その中で歯周病予防において重要になる栄養素の、大事な作用としてよく挙げられるのが、”抗炎症作用”と”抗酸化作用”です。
歯周病は、そもそも原因となる細菌が引き起こす慢性炎症疾患であるため、その炎症を抑える”抗炎症作用”はもちろん大事になってきます。
一方で、”抗酸化作用”はどんな関係があるのかを簡単に説明すると、炎症が起こると活性酸素と呼ばれる悪い酸素がでてくるのですが、その悪い酸素は血管等に作用して歯茎だったり、歯の周りの組織を壊す原因になってしまいます。
“抗酸化作用”はその悪い酸素を取り除く作用のことです。
そういった作用を持つ食べ物は具体的にどんなものがあるかというと、
ビタミンC:天然の果物や野菜に多く含まれる。
n-3脂肪酸(DHA、EPA等):魚に多く含まれる。
フラボノイド(カテキン等):緑茶、紅茶、烏龍茶、玉ねぎ、ブルーベリー、赤ワインに多く含まれる。
カロテノイド(リコピン、βカロテン等):トマト、ニンジン、アスパラ、グレープフルーツ、スイカに多く含まれる。
他にも、低脂肪食、高繊維食、ビタミンDなども歯周病予防に良いとされています。
つまり、食べると良いものは”魚”、”お茶”、”果物”、”野菜”です!
結論としてはあまり面白いものではなかったかもしれませんが、詳しい説明をお聞きになりたい場合はいつでもお声がけください!
皆さんも食事からお口の中の健康を守っていきませんか?
子供の虫歯予防|足利市の小児歯科
2023年12月12日
こんにちは、歯科医師の宮城です。
みなさんは歯医者さんで虫歯の治療をしたことはありますか?
虫歯になると痛くて、腫れたりして、仕方なく歯医者さんに行くと麻酔が怖い、削る音が嫌!など歯医者さんが苦手な方って結構多いようです。
自分が嫌な思いをした分、お子さんにはそんな思いをして欲しくないですよね。
まずは虫歯を作らないために虫歯の予防をすることが大切です。
「感染の窓」という言葉、ご存知ですか?
生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には虫歯菌はいませんが、生後19ヶ月から31ヶ月の間、つまり一歳半から2歳半くらいまでの間に歯が生えてきて虫歯の原因菌がお口の中に定着しやすい時期があります。
この時期を感染の窓と言います。
虫歯の菌はほとんど保護者からの垂直感染なので、保護者の方に虫歯が多いとお子さんも虫歯になりやすくなってしまいます。
保護者の方がお口の中の環境を良くして感染の窓に気をつけるとお子さんへの感染を防ぐことができるんです。
そのためには、保護者の方が定期検診に通って虫歯の早期発見早期治療を行い、お子さんも虫歯にならないうちに予防をしましょう!
歯医者さんでは虫歯の治療をするだけではなく、虫歯の予防をすることもできますし歯並びに関しても問題があれば治療を提案させていただくことができます。
大切な方の未来を守るためにも、歯科医院を受診してみましょう。
矯正治療を行わなかったら??|足利市で矯正治療
2023年4月24日
こんにちは。歯科医師の嶋崎です。
今回は矯正治療を考えている患者様によく質問される
矯正治療を行わない場合に起こりうることについてお話しします。
①むし歯や歯周病になりやすくなる。
歯並びがでこぼこしている部分の周りは歯磨きがしづらいため、汚れが残りやすくなります。
一度むし歯や歯周病になってしまうと、たとえ治療を行ったとしてもその部分はずっと磨きにくいままなので
再発のリスクが非常高いです。
治療を繰り返していくうちに、最終的に抜歯となってしまうこともあります。
②将来的に歯の根が割れてしまう可能性がある。
噛み合わせが悪かったり、歯並びがでこぼこしていると噛んだ時の力がうまく全体に伝わらず、
どこか一点に力が集中してしまうことがあります。
そういった歯は日々力がかかり続けているのでどこかのタイミングで突然根が割れてしまい、
抜歯になってしまうことがあります。
③顎の関節に負担
②の内容と似ていますが、噛み合わせが悪かったり、歯並びがでこぼこしていると
噛んだ時の力の不調和を顎の関節が補ってくれることが多いです。
場合によっては顎の関節から音が鳴るようになってしまったり、痛みが出るようになってしまうことがあります。
矯正治療を行わなった際には上記の3つ以外にも起こりうることはありますが、
今回は代表的な3つの内容についてお話しをさせていただきました。
歯並びが気になっている方や噛み合わせになんとなく不安がある方も遠慮なくご相談下さい。
一緒に綺麗な歯並びといつまでもご自分の歯でお食事を楽しめる歯並びを目指していきましょう!
👉 大人の矯正治療について
👉 お子様の矯正治療について