銀歯が取れた|足利市でむし歯治療
2022年10月7日
こんにちは、歯科医師の熊澤です。
患者さんの中には銀歯が取れたという方がよくみられます。
その患者さんの口腔内を確認すると高い確率で銀歯の入っていた歯は黒くむし歯になっています。
(接着材の酸化により黒い場合もあります)
なぜむし歯になっているのでしょうか?
お口の中には熱いものや冷たいものが入ってきます。
銀歯はその熱により膨張や収縮を繰り返すことで銀歯に隙間ができ、接着材が唾液中に溶けていきます。
またその隙間に細菌が入り込むことによって中でむし歯ができてしまいます。
そのむし歯ができるまでの期間は平均5.5年と言われています。
金属により色が遮蔽され、むし歯で黒くなっていても気づかないことが多くあります。
そのため、気づいた時には大きなむし歯であることが多く、再治療となると来院回数が増えてしまいます。
患者さんに話を聞くと10年前、20年前に銀歯を入れた気がすると言っている方もいます。
その場合だとむし歯の可能性が非常に高いです。
みなさんのお口の中に古い金属はありませんか?
もしかしたらむし歯が知らずに進んでいる可能性が高いので、気になる方は一度相談ください。