歯磨きしているのに虫歯になるのはなぜ?
2026年10月28日
こんにちは、歯科医師の飯島です。
毎日ちゃんと歯を磨いているのに、虫歯ができてしまったといった経験はありませんか?
虫歯予防の基本は毎日の歯磨きですが、歯磨きをしているだけで、虫歯を完全に防げるわけではありません。
今回は、歯磨きをしているのに虫歯ができてしまう原因についてお話させていただきます。
① 磨き残しができやすい場所がある
・歯と歯の間
・歯と歯ぐきの境目
・奥歯の溝
・歯並びが重なっている部分
といった場所は、歯ブラシの毛先が届きにくく、どうしても汚れが残りやすい場所です。
そのため、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助的な清掃用具を使うことも大切です。
② 磨く回数だけではなく、磨き方も大切
1日2~3回歯を磨いていても、毎回同じ場所に磨き残しがあると、そこに汚れが蓄積してしまいます。
「たくさん磨く」ことよりも、汚れが残りやすい場所を意識して丁寧に磨くことが大切です。
歯ブラシは大きく動かすのではなく、歯を1本ずつ磨くようなイメージで、小刻みに動かしてみましょう。
③ 間食や飲み物の回数
虫歯は、歯磨きだけでなく食生活とも深く関係しています。
お口の中では、食事や間食をすると環境が変化し、歯が酸によって溶けやすい状態になります。
その後、唾液の働きによって少しずつ元の状態に戻っていきます。
しかし、間食や甘い飲み物を何度も摂っていると、お口の中が酸性になっている時間が長くなり、虫歯のリスクが高くなることがあります。
特に、甘い飲み物を少しずつ長時間飲む習慣がある方は注意しましょう。
④ 歯の形や歯並び
歯の溝が人より深かったり、歯並びによって歯ブラシが届きにくかったりすると、汚れがたまりやすくなります。
また、唾液の量やお口の中の環境などによっても、虫歯のなりやすさには個人差があります。
そのため、歯磨きが足りないから虫歯になったとは限りません。
虫歯予防は「歯磨き+α」がポイント
虫歯を予防するためには、
①毎日の丁寧な歯磨き
②フロス、歯間ブラシの使用
③間食・甘い飲み物の摂り方を見直す
④定期的な歯科検診
を組み合わせることが大切です。
歯科医院では、虫歯のチェックだけでなく、磨き残しや歯磨きのクセなども確認し、お一人おひとりのお口に合ったケア方法をご案内しています。
「ちゃんと磨いているのに虫歯になる」と感じている方も、ぜひ一度ご自身の歯磨き方法を見直してみましょう。
毎日のケアと定期的なチェックで、健康な歯を一緒に守っていきましょう!













