矯正治療の抜歯について|矯正歯科の抜歯・インビザラインは歯を抜くの?
2022年7月11日
こんにちは、歯科医師の嶋﨑太刀です。
本日はインビザラインによる矯正治療における抜歯についてお話をします。
矯正治療と聞くと、歯を抜かなくてはいけないのかなと思う方も多いかもしれません。
実際、歯並びの相談にいらっしゃった方からも抜歯について質問されることが多いです。
歯並びの状態にも左右されますが、全員が抜歯をしなくてはキレイに並べることができないというわけではありません。
でこぼこの歯並びの方を例とすると、でこぼこの歯並びの方は歯を並べるスペースが足りないために、でこぼこになってしまっています。(4人掛けのイスに6人で座ってしまっているような状態)
歯を並べるためには、6人用のイスを準備してあげればいいのですが、スペースをつくるには以下の方法があります。
①歯の列のアーチを大きくする。
1つ1つの歯を外側に広げてあげることで、歯の列のスペースが広がり、歯を並べることが出来ます。
②奥歯を後ろに下げる。
一番奥の歯を少し後ろに下げて上げることで、歯の列全体にスペースが出来るので、そこにはみ出ていた歯を並べることが出来ます。
③歯と歯の間に隙間を作る
歯と歯の間に少しだけ隙間を作ることで、歯を並べるスペースを作ります。
①~③の方法を駆使しても歯を並べることが出来ない場合に抜歯を検討することになります。
矯正希望の方には、シミュレーションをもとに詳しい説明をさせて頂いていますので、矯正治療について少しでも興味のある方がいらっしゃいまいたらいつでもご気軽にご相談ください。